幽奇論

生幻論と関連した話になる。

生幻論では、人生は夢のようなものだから、いつかは必ず死ぬと書かれていた。

これからは、その『死んだ』後についてを話す。

環征論に書いたとおり、人間は必ず死後に地獄に落ちる。

地獄に落ちたあと、決して目覚めることのない悪夢を永久に味わい続ける事になる。生きている時はいつかは必ず夢から覚める(死ぬ)が、地獄に落ちてからは悪夢から目覚めることが出来なくなる。そう、死ぬと地獄に幽閉され、成仏することなく永遠に苦しみ続けなくてはならないのだ。

 

・・・じゃあ、亡くなったおじいちゃん・おばあちゃんは今頃地獄で苦しんでいるのか…

 

その心配はいらない。今まで書いてきたのは死んだあと、何も手当てをしなかった場合の話だ。

人間界には葬式という儀式がある。これは最初に書いたような悪夢を見ることを防ぐためのもので、この儀式を行えばちゃんと成仏するのでご安心を。

いろいろな事情(お金の事情等)で葬式ができなかった場合でも、亡者に対して哀悼の意を表し、葬ればそれだけで成仏する。もちろん宇宙葬や樹木葬などでも大丈夫だ。