生幻論

これを読んでいるあなたは、今、『生きている』のだろうか。よく考えてみて欲しい。人間はいつか必ず死ぬ。良い人生だったとしても、後悔の多い人生だったとしても、いつかは必ず死ぬのだ。

死ぬと2つの『む』の状態(無・夢)になる。死んだら本人にとっては何も無かったことに、そして今までの人生は夢と幻だったということになる。

人生は永い夢にすぎない。今生きているということは、人生という名の夢を見ているというわけだ。

だから、今見えている光景も、あなたの夢の中の光景であって、実際には存在しないものなのかもしれない。

『生物』という存在も、あなたの夢の中での存在なのかもしれない。

いや、そもそも本当は宇宙や地球など存在せず、あなたが勝手に夢の中で想像していることなのかも知れない。

 

まあつまり、何か悩んだりしているときは、「これは永い夢なんだ」と思うようにすると良い。いつかはこの永い永い夢から覚める時が来るのだから、自ら自殺や自傷行為をする必要は無いのだ。

 

 

良い夢だろうが悪夢だろうが、必ず目は覚める。